滋賀で木の家、自然素材の注文住宅を建てています。

【完成見学会ご案】2/26(土)・27(日)『人に優しい家は、地球にも優しい』

こんにちは。

前回構造見学会と断熱見学会をさせていただいた「人に優しい家は、地球に優しい」の家にて『完成見学会』を開催させていただきます。

今年の冬は雪が多くて寒いですね。でも、それだけに完成見学会にお越しいただけたら、「1台のエアコン稼働で全館暖房や、床下エアコンの心地良さなど」を体感していただけるのではないかとワクワクしています。内装にも国産無垢材の杉の天然乾燥の木を多く使用しているので、杉の爽やかな香りに包まれ「ずっとここに居たい・・・」と思える家です。

 

2022年2/26・27日(土・日)10:00~17:00

コロナウィルス拡散防止のため10:00から1時間ごとに区切らせていただき、1時間に1組様限定とさせていただきます。
時節柄マスクのご着用をお願いいたします。

お手数をおかけしますが、ご予約下さい。ご予約時間が重なった場合は、時間調整相談の連絡をさせていただきます。

ホームページの資料請求ページからご予約下さる場合は『お問合せ内容』の欄にご希望の時間帯
などをお書き下さい。

☎ 077-566-0779
✉wisdom-d@ap.main.jp

当日連絡先080-4722-3509(上原)

 

現在工事進行中で、まだ片付いておらずお見苦しい所も多々ありますが、少しだけ写真で紹介させていただきます。お気軽にお越し下さい。

今回の見所:『リモートワークルーム』×『床下・小屋裏エアコン』×『自然素材』

耐震等級3(許容応力度計算済み)を取りつつ、吹き抜け、屋根断熱で有効利用スペースが広がる空間に、ご主人のリモートワークやバーチャルサイクリングトレーニングができる部屋、琵琶湖や滋賀の山が一望できるデッキで琵琶湖の花火が楽しめる特等席を設けています。

 

ご主人のリモートワークルームです。また趣味のロードバイクのバーチャルサイクリングトレーニングもこの部屋でされる予定です。左の三つの枠はトレーニングのためのタブレットやドリンクなどを置くためにつくって欲しいというご要望に応じたもの。


2重の屋根断熱の下にこのリモートワーク部屋、その下にロフトを設ける(2階とロフトが逆転)ことにより、高い階高で開放感があり、天井断熱に比べ空間を有効に多く使うことができます。周りの家より高い位置に2階があるので、そこから琵琶湖や滋賀の山々が見渡せます。ベランダからの琵琶湖花火はきっと絶景でしょう。

 

2階と1階の間にあるロフト


 

 

外観と高い位置にあるベランダ  東南面はそとん壁(基本的にはメンテナンスフリー!厳しい自然環境でも劣化しにくい高耐久性能で、維持管理の費用と手間を大きく軽減してくれます)、北西面はご主人がウッドロングエコという塗料(経年変化しますが、長持ちし、塗布した木材が最終的には「土へ還れる」「焼却しても害をださない」)をセルフ塗装された外壁です。

窓は樹脂サッシ(エクセルシャノン製)断熱性能が高く、騒音・結露を防ぎ、快適な生活ができます。


 

 

造り付けのデスク 棚は可動で棚板は増やすことができます。


内装は全て天然乾燥の杉の赤身です。杉のさわやかな香りにリラックス効果があり、仕事の効率が良くなるというデータが公表されています。自然な調湿効果で快適に過ごせ、カビなど菌類の増殖を抑える効果があります。また有害化学物質の吸着効果もあり、空気をきれいにします。

 

 

小屋裏エアコンこれ1台の稼働で全館冷房の予定です。(ほこりだらけのブルーシートが見苦しくすみません)


 

吹き抜けから暖かな日差しが入り、風も抜け、夏には小屋裏のエアコンの冷風が1階に落ちるように設計した子供たちのデスク兼本棚がある2階ホール。子供たちの勉強を見てあげながら本好きな奥様の読書スペースにもなります。


 

パッシブ設計で冬の日差しは取り込み、夏の日差しは遮ります。工事中もリビングの奥まで入り、とても暖かです


 

造り付けキッチン収納です。その中に床下エアコンを設置します。ここから床下(基礎内断熱)に温風を吹き込みますので、家中の床がほんのり暖かく、ガラリやホール(温風の吹き出し口)から温風が出てきます。15cmのセルロースファイバーの断熱材(自然素材)に、ぬくもりのある3cmの無垢材の杉フローリング(木を電子顕微鏡で見ると小さな細胞でできていることがわかります。その空気を含む小さな細胞が体温を奪いにくくし、またこの細胞の空洞がスポンジみたいなクッションとなって歩いた時足に優しく疲れにくく、手足がぶつかったときの衝撃をやわらげてくれます。)は、暖かさを保ってくれます。


 

キッチン収納のフレームは大工さん作、扉は建具屋さん作で、コストダウンと見栄えを考えて家具を制作しています。


 

ピアノを設置される場所の上に楽譜を置く本棚を設けています。


 

玄関の正面に家具?

この家具の内側には手洗いと、シュレッダーやゴミ箱を置かれる予定です。家の中に余計なものは持ち込まず、玄関で要らない物は処分したいとのご要望でこのようになりました。写真には写っていませんが、右側に下駄箱やコート掛けなどの収納はあります。


 

 

断熱見学会の案内にも記載しましたが、ご主人が大変断熱に詳しい知識と関心をお持ちでしたので、『断熱』×『透湿』×『結露防止』×『自然素材』のスゴイ断熱になりました。


UA値は0.4、C値は0.2。屋根断熱、基礎内断熱です。

UA値を小さくすることにこだわると窓が小さくなりがちです。しかしそれでは冬のあたたかな日差しが入りにくくなります。この家ではパッシブ設計を取り入れ、冬は吹き抜けから日差しが入り、夏の日差しは軒や庇(ひさし)で遮り、自然の恵みで省エネルギーに暮らせるよう設計しています。

断熱の詳細については、断熱見学会の案内をご覧いただければ幸いです。

 

 

構造について 

国産無垢材(天然乾燥)の長持ちする構造と基礎に、耐震等級3(最高等級、許容応力度計算済み)の地震に強い家です。

長期優良住宅認定です。


自然災害が大型化していることは、ニュースなどでよく耳にしますが、現在の建築基準法で想定されているより大きな台風や強風、大地震が実際に起こっています。

許容応力度計算をした構造

より確実で安全・安心いただける耐震性能を得るため許容応力度計算を標準仕様で全棟行っています。

重さに耐えられるか(鉛直荷重)
風力に耐えられるか(風荷重)
地震に耐えられるか(地震荷重)
・構造を支える柱がどれだけ変形するか(層間変形)
壁の配置のバランス(偏芯率)
・各階のバランスによりねじれに耐えれるか(剛性率)
・各部材、接合部に加わる力は大丈夫か(解析)

(許容応力度計算は労力と経験が必要で、実施する住宅会社は少なく、90%以上の木造住宅が許容応力度計算を実施せずに建てられていると言われています)。

許容応力度計算に応じた設計の上に、この完成見学会の家では、『ホゾ』は90mmにしています。

ホゾとは、柱の端を凸型に加工したもので、ホゾ穴という土台や梁に凹型に穴をあけた部分に差し込みます。



一般的な家のホゾの長さは45mmで、ホゾ穴にすぐに入るので、施工性が良くなりますが、ウイズダムデザインのホゾは、90mmで通常よりも2倍の長さがあります。加工が大変で、90mmの長いホゾを差し込むのは、大工さんの施工時間もかかりますが、一旦差し込むと容易に抜けません。地震による変形で家が傾いた時、柱と土台をつなぐホールダウン金物だけでは無く、土台と梁に差し込まれた長いホゾが、地震のゆれを分散して受け止め、変形を小さくし、簡単には引き抜けず、家が倒壊しにくい構造にしています。

構造について詳しくは、構造見学会の案内をご覧いただければ幸いです。

 

 

今回の家のテーマ『人にも地球にもやさしい家』の動画を以前に作りましたので、ご覧いただければ幸いです。