木の家の『住まい心地』
目次
ウイズダムデザインで使用する木について
ウイズダムデザインの木へのこだわりなぜ木に対してウイズダムデザインはこだわるのか。
それにはもちろん理由があります。
ウイズダムデザインでは構造材には樹齢80~100年以上の国産無垢材をお奨めしています。特によく使うのは天竜杉(三大美林の一つ)です。天竜は江戸時代から続く林業地帯で「天竜美林」として名高い、樹齢の高い人工林が多くあります。
色艶が美しく、粘り強い杉本来の柔らかな質感や、心和らぐ香りがします。
・木の切り出し見学ツアー
天竜杉(静岡県)の切り出しを見学されたお客様からは「自分の家の柱や梁になる木が、こんなに大切に長く育てられてきたと知ると大事にしないとと思いますね」という声が聞かれます。
・木の仕入れについて
また構造材など木の仕入れについてもオープンシステムが活用できます。お客様が産地の製材所から直接購入して仕入れできますので、無駄な中間業者の経費やマージンが省けます。
ご希望の方は天竜の製材所まで行って、主要な柱や梁は選ぶことができます。
ウイズダムデザインの家とお客様の声
ウイズダムデザインの提案する家とそこにお住まいのお客様の声今までに設計してきた家のお客様が住まいについて何気なく話してくださる声を拾い上げてみました。
木は体にやさしい
木は人の体をやさしく守ってくれる
自律神経の安定に効果的と言われ、肝機能を改善したり、快適な睡眠をもたらすことも知られています。
木材がコンクリートや金属、あるいはプラスチックと違う点。
それはぬくもりです。
やわらかく、優しい感触を持ち、見た目に美しい木造の家や木製品。
木で作られた物のそばに身を置くと騒々しく目まぐるしい現代生活の中で生じる我々のストレスはやわらげられ、やすらぎを感じます。
「アレルギーの症状がでなくなった。」「緩和された」などの声はよく聞かせてくださいます。
『下笠の家のお客様の声』
アレルギー性皮膚炎がほとんどなくなりました。外から帰ってくるとやっぱり木のにおいがして非常に安らぎます。
特に冬の快適さはすばらしいです。厳冬期でも室温は20度、湿度は55~60%に保たれ、非常に過ごし易いです。(基礎蓄熱床暖房を採用されています。)
光熱費は床暖を上げ始める時期には2万円以上しますが(2世帯住宅でオール電化の家です。)、灯油等が不要になったことと、快適さを考えると十分満足しています。
『玉川の家のお客様の声』
木の効能かどうかは判断できませんが、以前より風邪を引かなくなり、アレルギーの症状が出なくなりました。木の家は体に優しいです。
木材の匂いと快適性
木の香りが放つ心地よい空間
ウイズダムデザインで建てられた家は木の香りがします。
完成見学会に来られた多くのお客様が「木の香りがする!」と深呼吸されます。
目には見えませんが、杉は空気中の有害物質を浄化することがわかってきました。
「空気がいいのがわかる」とか「友達が居心地がいいと長居する」などと言われるのは自然乾燥の木が放つ香りや木の持つ特性の効果です。
『菩提寺の家のお客様』
ずっと居るとわからないけれど一日家を空けて帰ってくると優しい木の香りが迎えてくれてホッとします。
『矢橋の家のお客様』
よそに行く度、「我が家が一番居心地がいい」と家内と話しています。
木はエアコン
[木はエアコン]ってどういう事?
『K・M HOUSEの家のお客様』
「引っ越してから夏エアコンを使う回数が本当に減った。特に1階はほとんど使う事がなかった。ひと夏様子を見てからエアコンを付けるか判断すれば良かった」とおっしゃっています。
【木材内装の湿度は外界の動きにほとんど影響されずに推移している】という実験結果と同じ事が起こっているようです。
(ウイズダムデザインでは庇〔ひさし〕や窓の工夫や断熱材も吸放出性のあるセルロースファイバーをよく使いますので、相乗効果があります。冬も結露しているのを見たことがないと言われるお客様も多くおられます。)
『玉川の家のお客様』
前は鉄筋コンクリートのマンション、今は木造2階建て(吹き抜けのリビングがあります。)で広さは3倍程になりましたが、夏の光熱費は前と変わらないですね。冬は灯油のことを考えると今の方が断然安いですね。スリッパをはかなくても足が冷たくないのがいいです。
子供に優しい木
木は人の内面までもやさしく、守ってくれる
歩く音も、戸を閉めた時の音も柔らかですし、香りも気持ちを穏やかにさせてくれます。
コンクリートは熱伝導率が高いので、夏は焼けつく様に暑くなり、冬は冷蔵庫の様に冷え、結露します。そして音を吸ってはくれません。音も響き、硬く、見た目にも暖かみがありません。
学校の校舎環境の違いはそこで生活する子どもや教師の心理や生理に大きく影響します。
そこで疲労感について調べてみると、多かれ少なかれ「眠い」「だるい」「集中力が無い」などの疲労症状を訴える子どもがいる小学校は木造で44%、鉄筋コンクリート造校舎では63%と1.5倍になります。
さらに生徒の10%以上が疲労を訴えるケースでは、鉄筋コンクリート造校舎は木造校舎の2倍強となり、その傾向が一層明らかだそうです。
学校や老人などの施設で建て替えは難しくても、せめて内装が木になっていけば穏やかに過ごせ『切れる子』が少なくなっていくのではないかと言われています。
『玉川の家のお客様のコメント』
随所に木が見えているせいか、すごく落ち着きます。この木の家の持つ温かみや落ち着き・安らぎは、私の出会ったいくつかのハウスメーカーでは得ることはできませんでした。
『月の輪の家のお客様のコメント』
結露はほとんど無いです。友達に別荘のようだと言われ、わたしたちも快適に過ごしています。
プロはすごいです。思ってもいなかった家を提案してもらえます。『木の家』はおススメです。
シロアリを防ぐ
シロアリ対策にウイズダムデザインがしている事
ウイズダムデザインではシロアリ対策に土台はヒバかヒノキを使います。
床下を目視で点検し易いよう、少し高い基礎を立ち上げ、人が通り易いようにしています。
また点検のし易さを考えて点検口も数箇所設けています。
ウイズダムデザインでは薬剤による防蟻対策はお奨めしていません。ほとんどの薬剤は有効期限が5年ほどで、期限が切れるたび薬剤を散布するのは大変なことですし、体にも良いとは思えないからです。
シロアリは森の掃除屋として大事な役目をはたし、住宅を加害する種類はその一部だそうです。
北海道南部以南ではほぼ全国的に分布するヤマトシロアリは、水で濡れている木材のみを食害します。
ヤマトシロアリの被害を防ぐには、木材を腐らせない条件と同じで、いつも木材を乾いた状態にするか、万一水に濡れることがあっても長時間水を滞留させないことです。
房総半島以西以南の海岸線に近い内陸部や島を主体に分布するイエシロアリは、切り株などに巣を作り付近の水源を利用して木材を加害します。
イエシロアリの場合は家の周囲を点検し、付近に巣を作らせず、巣を見つけたら駆除する必要があります。
ヤマトシロアリと同様、木材を乾いた状態にすることは、被害軽減に役立ちます。
木造住宅のシロアリ被害防止のためには、耐蟻性の高い材料〔シロアリは杉の赤身を嫌います、ウイズダムデザインでは杉の芯持材(中心が赤身)を構造に使います〕を選択し、床下の換気に心がけ、同時に、屋根裏の風通しを良くするといった建て方の工夫が必要です。
住宅内のダニ対策
住宅の仕上げから考えるダニ対策
以前、他社で家を建てた方から「引越してから子供たちがダニアレルギーで困っている」という相談を受けました。
対策として考えられることは
・ダニが嫌う建材(檜や杉はダニが嫌います)を用いる
・東西南北、季節により光の入り方が違うので、軒(のき)や庇(ひさし)の出し具合、窓の数や大きさなどを考えること
・断熱性能の高い建材、通気性のある工法を使う事
・部分的に断熱材の入れにくいところも(断熱欠損しないよう)入れていくこと
・吸放出性のある建材を使うこと
と考えます。
リフォームでこれらのことをしようとすると大変な金額が必要になってきます。建てる前にしっかり考えておく必要があります。
最近、室内塵の中に生息するダニの数が増え続けていると言われています。
ダニは喘息の原因となる厄介ものです。
住居様式の変化がダニが増える原因の一つになっています。
戦後のわが国では住宅が木造からコンクリート造、プレハブ造へ移行しました。それに連れアルミサッシやビニール材等も普及し住宅の気密性が格段に向上しました。
昔の木造住宅にはすきま風によって適度に空気の流れがありましたが、現在では住宅の気密性が向上した代わりに空気の流れが悪くなり、部屋の片隅などに局部的に湿度が高くなる場所が出てきたりします。
さらに暖房設備や家庭内電気器具の普及などがダニの生育しやすい高温多湿の条件を作り出します。
生活が洋風化し、合板の硬く冷たい床にカーペットなどの敷物を使うようになりましたが、敷物はダニの住みやすい場所を提供することになります。
また核家族や共働き家族が多くなった事もダニが増える原因の一つとして考えられています。家を締め切っている時間が多くなり、室内の空気の換気をする機会が少なくなるからです。
昔のように大掃除をして畳を並べ虫干しするような以前よく見られた風景は今では見られません。
室内に生息するダニの数は30年前に比べ現在は2.5倍以上に増えています。
喘息とダニを防ぐ家
ダニの繁殖からなる人の体への影響とは?
それらのフローリングは夏は足の湿気を吸わずべたつき、冬は冷たく、カーペット無しでは過ごせません。
ウイズダムデザインでは無垢の杉のフローリング(3cm厚)標準仕様としています。
またカーペットなどもテーブルの下など必要最小限にしか敷かれてない家がほとんどです。
ダニにすれば無垢材の床はいやな木の匂いがして、隠れ家が少なく、掃除され易い環境は住み心地が悪く繁殖しにくいようです。
最近、特に問題になってきているのが、室内に生息するダニです。
住居内のゴミ、すなわち室内塵の中で繁殖するダニが増え喘息などの原因となるからです。
室内塵は食べ物の食べかす、人のふけ、その他さまざまな室内の片隅に落ちていてダニのえさとなるものを指しています。
高温多湿を好むダニの繁殖を抑えるには湿度を低くし、掃除機を丹念にかけ、ゴミをすくなくして部屋を清潔にしておけばよいのですが、忙しく活動する現代人にとっては難しい事と思います。
室内塵の中には約100種類以上のダニが見出されていますが、その中でも特に生息数の多いのがヨーロッパ室内塵ダニと呼ばれるヤケヒョウヒダニとアメリカ室内塵ダニという名を持つコナヒョウヒダニです。
これらの室内塵ダニが喘息の原因となります。
室内塵ダニが気管支喘息の原因抗原物質(アレルゲン)であることは約30年ほど前にオランダの医師によって指摘されました。
わが国の気管支喘息患者の50~90%はダニが原因です。
そればかりではありません。
最近増え続けている鼻炎アレルギー、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患にもダニは関係しているといわれています。
参考資料:日本木材総合情報センター
人の住まいとして選ぶ建材
人が長く快適に暮らすための建材選び
木や断熱材が、緩やかに湿気を吸放出したり、壁に(ホタテ壁の主成分は石灰石とほぼ同様の炭酸カルシウム)「消臭」、「抗菌」、「吸湿」、「耐熱」、「断熱」、「化学物質の吸着」などの効果があるものを標準仕様しています。
家の建材は自然素材を使っていても、充分な換気が行えない状況や、住宅で使用されている、家具、日用品などから様々な化学物質が発生していると考えられます。
ビニールなど呼吸しないもので家を囲ってしまうより、有害物質のホルムアルデヒドなどを吸着・分解し、クリーンな空気を保ち、しっかり断熱する方が良いと考えています。
最近では木のにおい成分の殺ダニ作用が見出されています。
特別なご希望がなければ、適材適所で使用する用途に合った木を推薦させていただきます。
使ってみたい木がある場合は、ご相談していただければサンプルを取り寄せたり、木材市場などにご一緒させていただき選んだりいたします。