滋賀で木の家、自然素材の注文住宅を建てています。

地震に強い、長持ちする家とCO2削減

最高等級が標準です

ウイズダムデザインの提案する標準仕様の家

・耐震等級3(最高等級)
・劣化対策等級3(最高等級)
・維持管理対策等級3(最高等級)
・断熱等性能等級4(最高等級)
・BELS☆☆☆☆☆(最高ランク)

1棟毎構造計算、省エネ計算を行なっている長期優良住宅仕様です。

 

長持ちする構造材の提案

長持ちする構造材とは?

構造材は杉(国産無垢材)をお奨めしています
構造材は樹齢80年~100年の静岡の天竜杉(低温乾燥材)を標準仕様でお奨めしています。日本三大美林(人工)の一つです。
赤身の芯持ち材(しんもちざい)を使った構造の家は長持ちします。水に強くて耐久性に優れています。
赤身は一旦乾燥すると、水に強い性質を持っています。また、白身から成長して赤身に変わる時に虫やカビから身を守る成分フィトンチッドが貯えられるので、赤身はカビや腐朽菌に強い特徴があります。
赤身の強さのエピソードとして、国宝・法隆寺昭和大修理に携わった、 西岡棟梁も 「杉の赤身は100年以上もつ」と言われていたそうです。昔の宮大工は赤身の強さを知っていたので、神社やお寺に赤身を使っていたそうです。
産地のしっかりした品質の良い杉を使い、長持ちするよう配慮して建てられた杉の家は100年を超えて住むことができます。経年変化を楽しみながら長く住むことができる『資産となる家』になります。



日本三大美林(人工林)の静岡県の天竜杉

 

地震に強い構造

地震に強い構造とは?

耐震等級3(住宅金融支援機構の最高グレード)の家を標準としています。
耐震等級1と3を比べると、壁の量は1.5倍でそれに伴い金物の数も増えます。

耐震等級の違いについて
耐震等級1・・阪神大震災クラスの地震で倒壊を免れる
耐震等級2・・阪神大震災クラスの1.25倍の地震で倒壊を免れる
耐震等級3・・阪神大震災クラスの1.5倍の地震で倒壊を免れる


通し柱は5寸角のものを使用します。

大きな地震では、土台から柱が引き抜けることがあります。
それを防ぐため土台には12㎝柱を差し込んでいます。
(一般的な家は6㎝です。)

耐震性は築年数と共に落ちていきます。いつ来るか判らない地震に備える為にも、最も高いグレードをお奨めしています。

 

シロアリ対策

シロアリ対策としてはシロアリの好まない木材を使うことと、化学的処理として防蟻剤を使うことがあげられますが、健康面や環境を考慮するとあまり化学薬品に頼りたくはありません。

樹種の違う木材の暴露試験の結果、ホワイトウッド・米つが・米松などは短期間でシロアリの食害が著しいと言われています。

建築基準法では、地盤から1mまでの部分は、防腐措置が必要とされています。

しかし公庫融資や性能表示では、D1樹種を使うことによって、薬剤注入などをしなくても良いことになっています。

ウイズダムデザインではD1樹種であるヒバかヒノキを土台に、構造材に低温乾燥の杉の芯持ち材の使用を標準として提案しています。

その上、健康にも安全なホウ酸(※)による防蟻処理を行っています。

 

入居後、目視で点検できるよう点検口を設ける、床下の高さを高くするなどの配慮もしています。

(解体現場で土台に使われていた米ツガ材)

S-P1140929
(外周を残し内部を食べつくされたシロアリの食害)

ヒバやコウヤマキなどは蟻害にはあいにくい樹種です。スギの白太部分は被害にあっても、中心部の赤身は食害にあわず残ります。

見えないけれど大切な基礎

家全体を支える基礎だからこそしっかりした基礎を!

地震に強く、100年は住める家に長持ちする家にするためには、基礎もしっかりしたものにしなければなりません。



一般の家に使われるコンクリートより水分量を少なくしています。水分が少ないので固まる際の収縮が小さくなりひび割れがしにくくなります。
(また水分量が少ない分、流動性が悪くなるのですが、一般的なコンクリートよりも多くバイブレーター(振動機)を使って作業するため、基礎に気泡の少ないコンクリートが行き渡りより強いコンクリート基礎ができます。)

毎回コンクリートの破壊試験に立会いますが、試験室の方が「自分の家を建てる時にはこれくらいのコンクリートを使いたい」と言っておられました。



コンクリートの塩分濃度も確認します。(塩分濃度が高いと鉄筋が錆びやすくなります。)
圧縮強度試験を行います
基礎打設後28日目のコンクリートで設計基準強度に達しているか判定します。

コンクリート打設の度、サンプルを取って1週目と4週目に圧縮強度試験を行います。(1週目で目標数値に達してない場合は基礎をやり直します)

 



コンクリートの基礎幅を2㎝増し打ちしています。
基礎幅は15cmが一般的ですが、外側へ2㎝増し打ちし17cmにしています。コンクリートが外気にさらされ、劣化(中性化)するのを遅らせ長持ちするようにしています。



(国土交通省の資料:コンクリート1cm厚さが増すことで酸化が20年防げます。よって2cm外側へ幅広のコンクリートにしていますので、40年は一般の家の基礎よりも長持ちします。一般的にコンクリートの耐用年数が50~60年と言われていますので、ほぼ100年の耐用性を有する基礎と考えています。)

(中性化:コンクリート中の水酸化カルシウムと大気中の炭酸 ガスが反応して炭酸カルシウムが生成し、コンクリート のアルカリが減少します。
【Ca(OH)2+CO2 ➡ CaCO3 +H2O】
そのため、コンクリート内部の鋼材が腐食して発生した錆が体積膨張し、コンクリートにひび割れ・はく離・はく落が発生します。)

長持ちのために壁内結露対策『通気断熱』採用

『長く住み続けられる家』にするには『高気密高断熱』ではなく『通気断熱』

ウイズダムデザインでは家の寿命やカビのことを考え『高気密高断熱』ではなく『通気断熱(湿気を通す)』に取り組んでいます。

壁を高気密にしてC値を売りにしているハウスメーカーや工務店が見受けられますが、一般的に用いられている『高気密高断熱』はビニールクロスが用いられており、C値(隙間相当面積)で良い数字を出しやすいです。防湿(フィルム)シートを張り、湿気を遮断(完璧な遮断はほぼ無理)する手法は、壁内に入り込んでしまった湿気が溜まったままになり、排出できず、カビや腐朽菌の増殖を招き、建物の寿命を短くさせることにつながります。

『通気断熱』に調湿気密シート※『インテロ』と調湿効果のある断熱材セルロースファイバーを用い、通気性を保ちながら、冬暖かく、夏涼しい家を実現しています。C値0.4は目標値として高くないように思われるかもしれません。木は、強度と耐久性に優れた構造材ですが、水によって腐ったり、強度をなくします。建物にとって寿命を縮める結露の対策を考えた手法です。
また湿気をコントロールしてくれるので快適に過ごせます。

・基礎は基礎断熱、地熱利用、床下の湿気が抜けるよう床ガラリを用いて基礎部分と建物内部を一体化
・壁は充填断熱で、セルロースファイバー(新聞古紙を使ったエコ建材)を採用。壁の隅々まで充填でき調湿性能の高い断熱材です。
・屋根は外断熱で、イーストボード(リサイクル木材でできたエコ建材)を採用しています。調湿性能の高い断熱材です。
壁も屋根も木質系の断熱材を採用し、断熱だけではなく調湿機能と透湿機能も発揮できるよう考えています。

長く使えるためのデザイン

長く住める家にするためにもう一つ大切なこととして、外観の流行を追わないことも大切な要素であると考えています。流行のスタイルはその時代にはカッコよく映りますが、流行が過ぎると「あの時代に流行った家」ということになります。車で考えればよくわかると思います。



古民家や町家、古い寺社は古い良さがあります。自然素材の家は古びても『経年変化』の味わいが出て長く住むことのできる家となります。

日本の木造建築は世界に誇れるものです。現代の一般住宅ではその伝統技術もデザインもほとんど使われていないのが現状です。

外国人観光客の多い京都では町家が大人気だそうです。先人の長い年月を経た知恵と経験から生まれた伝統技術を活かし、設備の面では時代のニーズも踏まえながら、時代を超えて愛され続ける日本スタイルの家が多くなればと考えています。

 

地球に負荷の少ない家

木を使った長持ちする住宅は地球にも人にも優しい

地球への負荷がなるべく少ないよう使い捨て住宅ではなく、100年は暮らすことのできる『限りある資源を大切にする家』を目指しています。50年住んでも、あと50年住むことができます。次世代に譲ることも、貸すことも売却することもできます(維持管理は必要です)。

(日本の住宅利用期間は平均30年とイギリスの77年、アメリカの55年と比べると大変短い状況です。住宅が長持ちせず、早々に解体されゴミになったのでは、経済の観点からも地球環境の観点からも持続可能な社会は形成できません。住宅を長持ちさせるためには建設や維持管理に相応の投資が必要ですが、世代を超えて利用していけるので一世代あたりの住居費負担は現在より軽減されます。住居費負担が減る分、生活の質の向上が見込め、「ゆとり」のある生活できるようになります。)

また最終的に家を破棄する時が来ても、自然素材のエコ建材はリユース・リサイクルできます。無垢材を使った自然素材の家は次世代のためにサスティナブルな社会につながります。


木は光合成により地球温暖化の原因物質二酸化炭素を吸収し酸素を放出します。木を製材し家として使い続けている間は二酸化炭素を固定してくれ大気中の炭素を減らせます

樹齢10年~40年の若木は二酸化炭素を旺盛に吸収しますが、樹齢が80年にもなると二酸化炭素の吸収量は1/4ほどになります。日本の人工樹林の多くは今がちょうど伐採期を迎えています。日本にある豊富な木材資源を活用して、伐ったところにまた若い木を植林すれば光合成を活発におこなうので、CO2の削減につながり、地球温暖化防止に一役買うことになります。
国産材を使うことは山にお金がまわり、山の手入れや植林をすることができ、日本の森林が健全に保たれることにつながります。

森林は多様な生物の生きる場を提供し、木が大地に根付くことで洪水や土砂崩れの減少の役割も果たします。山から流れ出る水は滋養に富んだ水となり川や湖や海で暮らす生き物を育み、その周辺で暮らす動植物にも恩恵をもたらします。
木は伐(き)っても植えて育てていくことができ、石油や石炭などの化石資源とは違い再生可能な資源となります。バイオマスエネルギーの点からも益々重要性が増えると考えられます。森林は人が豊かに生きるための環境を守るために欠かせないものです。手入れをしながら守っていく必要があります。

 

建築ミニ知識

『通気断熱』高断熱で長寿命な家への取り組み

断熱材『セルロースファイバー』と調湿気密シート※『インテロ』を使用

家は水まわりが痛みやすいことはご存知だと思います。

人が生活する住宅内部には、大量の湿気が継続的に発生します。
また日本の夏は高温多湿になります。間違った断熱は壁の中で結露を引き起こすことになります。

大手ハウスメーカーが採用している内断熱の材料は、グラスウールをはじめ、ロックウール、ポリスチレンフォームがほとんどで、例えば冬、湿気を含んだ室内の空気が、室内側に小さな隙間でもあれば、壁の中に入った水蒸気が冷やされて内部結露を起こす可能性があります。
夏は、高温多湿の外の空気が、エアコンで冷やされた室内の冷たい空気と壁の中で出会って結露を起こします(逆転結露)。夏に逆転結露が起こっていることがあまり知られていません。実は高温で湿度が高くカビや腐朽菌の増殖が起きやすいのは夏です。室内をエアコンで冷やされたビニールクロスの裏はカビが発生しやすい条件がそろいます。
結露が発生すれば、グラスウールやロックウールは、水分を含んで、断熱材としての性能を十分発揮できなくなり、土台などの木材を腐らせたり、カビ、シロアリ等の発生原因となります。

どんなに優れた構造・厳選素材を採用しても、結露を起こす家では意味がなく、長持ちしません。

当社では、内部結露を防ぎ長持ちする家のために
断熱材『セルロースファイバー』と調湿気密シート『インテロ』を推奨しています。

ウイズダムデザインでは湿気を通す建材+『インテロ』調湿気密シートを用いています。


インテロは、構造内部の湿気滞留やカビの発生を防ぎ、断熱構造を保護します。
周囲の湿度に応じてシートの透湿抵抗が変化しますので、季節を問わず適切な湿気調節が出来ます。
外が寒く室内が暖かい季節(主に冬) ⇒ 湿気の流れは中から外へ
湿気は空気の流れに乗って室内から屋外へ移動しようとします。この時インテロは、透湿抵抗を上げて湿気の構造内部への浸入をシャットアウトします。断熱材の外側(室外側)に透湿性のある適切な防水シートを使っていれば、構造内部にまだ残っている湿気は空気の流れに乗って外へと排出されます。
外が暑く室内が涼しい季節(主に夏) ⇒ 湿気の流れは外から中へ
湿気は空気の流れに乗って屋外から室内へ移動しようとします。この時インテロは、透湿抵抗を下げて湿気に対してオープンな状態になり、湿気の流れを妨げず、湿気は狭い構造内部に留まることなく室内側へと流れて排出されますので、内部の夏型結露を防ぐことが出来ます。
(参考文献株式会社エコ・トランスファー・ジャパンホームページより)http://www.ecotransfer-japan.com/subpage-pc-intello.shtm

セルロースファイバ―に関してはhttps://wisdom-d.org/2017re/archives/opensystem/20180604『しっかりとした壁面断熱 4.断熱材セルロースファイバーの吹き込み』をご覧ください。

 

シロアリ対策にホウ酸処理


【1】高い安全性

ほう素は、人間などの哺乳動物が必要以上に摂取した場合には、 腎臓の浄化作用で短期間に排せつされます。ほ乳類にとっての急性毒性は食塩と同程度です。 身近な所ではコンタクトの保存液や目薬などにもホウ酸が配合されていたり、キャビアの防腐剤としても用いられたりしています。ほう素の安全性の高さがおわかりいただけると思います。


【2】下等生物に厳しい

一方で、腎臓を持たないあらゆる下等生物の場合には、過剰摂取することで 細胞レベルでエネルギー代謝できなくなって餓死することが分かっています。 代謝という生命の基本プロセスに作用しますので、免疫を獲得することはまずありません。 古くから使われているゴキブリのホウ酸団子が、この性質を利用した一つの代表例と言えるでしょう。


【3】効果が持続

ほう素は揮発や分解によって滅失することがありませんので、効果が目減りしません。 大量の水に接することで徐々に溶脱していきますが、風雨に晒されない用途であれば、半永久的な効果が期待できます。


【4】欧米のスタンダード

環境に優しくほ乳類に安全。確実に害虫等の制御が出来て、効果も持続する。 こういった特性から、欧米では1950年代から今に至るまで、 室内の防虫、建築時の防腐・防蟻にホウ酸塩が広く使われています。特に、温暖湿潤な気候を好むシロアリの被害が深刻化していた米・ハワイ州では 1992年からホウ酸塩防蟻処理が始まり、現在ではシェアのほぼ100%を占め、シロアリ問題は解決しています。(株式会社エコパウダーホームページより引用https://ecopowder.com/column/houso/)

 

人間にとっては食塩と同程度の急性毒性であり、体重60kgでは約300gで半数致死量となる。継続してホウ酸を摂取すると下痢など消化器系の不良が生じる可能性がある。 腎臓機能で排泄できない昆虫には毒性が強く現れ、通常殺虫剤として利用される。

その濃度毒性を利用し、欧米では建築用木材で、シロアリや菌類への防虫防腐剤として塗布されている事が多い。近年では日本でも毒性の低さと長期有効性から優良住宅認可/認定され始め注目を集めている。(ウイキペディア引用)