人に優しい家は、地球にも優しい
- ご住所
- 滋賀県大津市
- 総床面積
- 115.31㎡
- 家族構成
- 夫婦 子供二人

長期優良住宅認定、耐震等級3(許容応力度計算)、ZEH、UA値0.4、C値0.18、床下エアコン・小屋裏エアコンの1台のエアコン稼働で全館空調、国産無垢材の構造、塗り壁、杉の内装
1台のエアコン稼働で全館冷暖房
家の断熱と気密性能を高めることにより、1台のエアコン稼働で全館冷暖房が可能になります。家中の床全体が暖かく、温度差が少ないのでヒートショック等の心配が無く、活動量も増え、健康的な生活ができます。
(お引っ越し後)室温や床の温度を測定 3月4日、14時、外気温12℃、エアコンの設定温度27℃
リビング室温20℃、リビング入り口の床温度20.1℃、床下エアコンの前のダイニングテーブル下の床温度23.4℃、洗面所の床温度20℃、脱衣所の床温度20.6℃、浴室の床温度20.1℃、2階室温19℃、2階ホール床温度19.5℃、子供室床温度、19.6℃、ロフト床温度18.9℃、主寝室床温度19.3℃、2階トイレ床温度20.5℃、リモートワークルーム室温19℃、リモートワークルーム床温度17.8℃
南に面した明るく、暖かいリビング
吹き抜けから、冬はリビングの奥まで日差しが届きます。
夏の日差しは軒で遮り、自然の恵みを活用するパッシブ設計
吹き抜けの上部です。手摺り兼、本棚兼、子供たちの本を読んだりするスペースです。光と風、エアコンの風が通り抜けるよう桟組みにしています。
造作家具のテレビ台。床下エアコンの温風が出るホール、テレビ等の配線ができるホールやプレートも完備です。
フレームは大工さん、扉は建具屋さんに依頼し、見た目良く、コストダウンを図っています。
キッチンからリビングを眺めた様子
ダイニングテーブルはキッチンの並びに置き、家事動線を短くしています。
キッチン収納の造作家具の中に床下エアコンを収納しています。
1台のエアコン稼働で全館冷暖房
家の断熱(UA値0.4)と気密性能(C値0.18)を高めることにより、1台のエアコン稼働で全館冷暖房が可能になります(冬用と夏用の2台必要)。
省エネで光熱費が削減でき、エアコンの取り替え時もダクト式の全館空調に比べ、容易で、費用も安くて済みます。
冬用床下エアコン
エアコンは一般的な14畳用壁掛けタイプです。キッチン収納の中に組み込んでいます。(吹き出し口は取り外しのできる木枠の下)温風は床下と基礎コンクリートの間を流れ、基礎コンクリートと床全体を暖め、家全体を暖めます。
フローリング(床)は3cm厚の杉の無垢材です。杉を電子顕微鏡で見ると、パイプ状の細胞の集合体です。この細胞の内側は、(熱伝導率の低い)空気で満たされています。床下エアコンで、一旦その空気が暖められると、木材の熱伝導率は低いので、全床ほんのり暖かな温度をキープしてくれます。一般的な床暖房はそのエリアだけが暖かく、エリア外に1歩出ると冷たい床で、自律神経のバランスを崩しやすいと言われています。
(このページの冒頭にも記しましたが、お引っ越し後、測定させていただいた結果では、外気温12℃、エアコンの設定温度27℃で、リビング室温20℃、リビング入り口の床温度20.1℃、床下エアコンの前のダイニングテーブル下の床温度23.4℃、洗面所の床温度20℃、脱衣所の床温度20.6℃、浴室の床温度20.1℃、2階室温19℃、2階ホール床温度19.5℃、子供室床温度、19.6℃、ロフト床温度18.9℃、主寝室床温度19.3℃、2階トイレ床温度20.5℃、リモートワークルーム室温19℃、リモートワークルーム(2.5階)床温度17.8℃でした。)
床下の温風を吹き出すガラリ。家の数カ所に、幅木や造作家具の下にホールを設け、温風が出るところを造っています。
夏用小屋裏エアコン
2階小屋裏にもエアコンを設置し、主に夏に稼働させます。エアコンの冷気は下に降りる自然の現象を利用しています。ブースターファンで2階の各部屋に冷気を送るようにしています。
(小屋裏とリモートワークルーム(2.5階)は斜め隣に位置し、空気が流れるようになっているので、冬に床下エアコンだけでは暖かさが足りない時に、補助的に使うとリモートワークルームはすぐに暖まります。)
屋根断熱のメリット屋根面で十分な断熱をしているため、夏の2階も暑くなく過ごせます。(天井断熱に比べ有効利用できる面積が増えます)
ロフトと2階を逆転させて、最も高い所(ロフトの上)に2階をつくりました。
屋根断熱を活かしたリモートワークルームで、ロフトも使い易くなります。内装の自然乾燥の杉の爽やかな香りには、リラックスや集中力を高める効果があります。ここでバーチャルサイクリングトレーニングもされる予定です。
リモートワークルームは、周辺の家より高い位置にあるため、琵琶湖と滋賀の山々が見え、バルコニーは、琵琶湖花火を見るための特等席になります。
リモートワークルーム下のロフトです。高さは1.4mですが、子供部屋や寝室と同じフロアー上にあるため、使い易いロフトになります。
外壁の南東面はメンテナンスフリー期間の長いソトン壁。北東面は『ウッドロングエコ』という、木が長持ちし、土に還ることのできる自然素材の塗料をご主人が塗装された木の外壁です。
広めの玄関の横壁面は趣味のロードバイクを掛けるスペース
可動棚のたっぷり収納できる下駄箱
玄関クローク。扉が邪魔にならない様右は引き戸 左は開き戸にしています
玄関に設置した造作家具。右は手洗い、左の収納はシュレッダーを置き、「DMなど要らない物は玄関で処理し家の中に持ち込みたくない」とのご要望で造った家具
内装の自然乾燥の杉の爽やかな香りには、リラックスや熟睡しやすい効果があります。
子供部屋も杉の内装。将来半分に仕切れるよう戸を2枚付けています。
サッシは、全てトリプルの樹脂サッシです。一部は、閉めたまま上部を手前に倒し、通風できるドレーキップを採用しています。
洗面は、壁面に直接水栓がが取り付けられているタイプで、掃除が楽なように、水が溜まらないようになっています。
脱衣場は、洗濯物の部屋干しができるよう広くしました。杉の内装にすることにより、湿気の吸放出が高く、カビなどの増殖を防ぐことができます。
壁面がホーローの浴室で、シャンプーや石けん等はマグネットで取り付けでき、掃除が楽なように水が溜まる所を少なくしています。ロードバイク後はシャワーで汗を流せるよう大きな径のシャワーを採用されました。