滋賀で木の家、自然素材の注文住宅を建てています。

29.屋根下地③【大津市/木の家】

工事 49~52日目。

【これからいくつかの工事内容をまとめてアップしてみようかと…
深い意味はありませんヨ。何とな~くですぅ…

まずは…

工事 49日目。

この日は、屋根に遮熱シートを張っていきました

この遮熱シート。ギラギラしています
正直、遮熱シートを敷き詰められた屋根を見るととても眩しい…
でもこの眩しいのが、ちゃんと仕事をしてくれるんです
ギラギラの正体は【アルミ】。

そこでちょっと豆知識
この遮熱シート。
2枚のアルミの間に空気層があるシートなのですが、この遮熱シートのアルミが熱を反射し、屋内に太陽の熱を伝えない
夏場、建物の中にいても上の階に行くほど暑いですよね…
それは屋内の冷たい空気と温かい空気では温かい空気の方が上に上がってしまうという事もありますが、もう1つ大きな理由として、屋根から太陽の熱が屋内に伝わってしまっているから。
その太陽の熱をこのギラギラとした遮熱シートが大幅にカットしてくれるんです
アルミの特性である≪光や熱を反射してくれる≫という事を利用した👆の遮熱シートですが、この隣りあわせの特性として≪熱をよく伝える≫という事もあります。これは、アルミと接しているものに対して、よく熱を伝えるという事。
遮熱シートのアルミが太陽の熱を反射してくれたこの太陽熱を家に伝えないためにはどうすればよいか…
それは、≪空気層(通気層)を設ける≫という方法
空気層を設ける…と言っても、『ん』という感じですよね
どういう事かというと…
👆の写真で遮熱シートの上を等間隔で打たれている木材。その上に合板を張っていきます。
という事は…
この木材の高さ分、遮熱シートと合板の間に空間が出来た
という事になります。
【遮熱シートの上にある木材が遮熱シートと接しているじゃないか
という事になるのですが…
そこは大丈夫 アルミの特性の≪熱を伝えやすい≫に対して、木は≪熱を伝えにくい≫という特性を持っています。
どれくらいっていうのは、ちょっと深~い話になって来るので、興味のある方は、【熱伝導率】とかで調べてみて下さい
まとめてみると、熱を伝えにくい木材で遮熱シートを押さえ、かつ、空気層を設け、太陽熱を家に伝えることもなく快適に家の中で過ごせるという事になります
以上、ギラギラアルミの遮熱シート豆知識でした~
👆の話を実感した話。
以前、設計させていただいた遮熱シート張りのお住まいにお伺いする機会がありました。
伺ったその日は夏の猛暑日。外はホントに暑くて、何もしなくても汗が流れてくる…。そんな日に中に入って感じたのは『涼しい~…』という事。
この一言が何よりわかりやすい答えだと思います。
遮熱シートを使って正解と実感出来た瞬間でした
建物本体を遮熱シートで覆うのは、建ててしまってからの建物にするのは大がかりなリフォームとをするか、新築工事の時に取り入れるかしないとなかなか難しいです…
でも、サッシのガラスに張る遮熱シート(もちろんギラギラしたアルミじゃないので安心してください)もあるので、これだけでもずいぶん屋内環境が変わると思います




工事 50日目。

この日は、建物のいろいろな場所に金物を取り付けていきました。
もちろん、建て方の時にも取り付けていってましたが、その他にも永く住み続けられる家であるために、必要なところに必要な金物を取り付けていかなければなりません。
とても大事
まずは…

👇は、建て方の時に取付けた引きボルトに発泡ウレタンを注入して金物の断熱処理です
モコモコしててカワイイ

でも、可愛いモコモコは建物を仕上げていくのに邪魔なので…👇👇👇


はみ出たモコモコをカットします
この断熱処理も大事な事。

金物断熱の処理がおわったら…

👇これらの金物を必要な場所に取り付けていきます。



この金物も付け間違えると大変
しっかり支える為に、取付場所・金物のチェック・チェックです



工事 51日目。

この日は、サッシの搬入日。


👆はお客様の家のサッシの一部です。
取付け作業は後日…。




工事 52日目。

この日は、前の日に搬入されたサッシを取り付けるための受け材の設置です
この受け材がないと窓がつけられません




さぁ。どんどん現場は進んでいきます