滋賀で木の家、自然素材の注文住宅を建てています。

11.配筋

工事 9日目。

今日は、昨日行った墨出しを基に、基礎のコンクリートの中に入れる鉄筋の【配筋(はいきん)】を行います。

基礎は見た目はコンクリートですが、中には鉄筋が碁盤の目のように配置されています
 

ちょっと豆知識
基礎のように、コンクリートの中に鉄筋が入った構造を【鉄筋コンクリート造】と言います。
コンクリートは押される力には強く、引張られる力には弱いんです。
それに対して鉄筋は押される力には弱く、引っ張られる力には強いのです。
特性が逆なんです。
なので、両者の良いところで弱い部分を補って強い構造体として使います。
何十年と建物を支え続けてもらわないといけない基礎だからこそ、強い構造体でなくてはいけません
何となくわかりますかね~…
鉄筋は、みなさんもわかるように、字の如く『鉄の棒(筋)』です。
鉄筋を針金で例えると、針金で遊んでいるとき端と端を寄せると曲がってしまいます。でも引っ張るとピ---ンとしっかり張れます。
対してコンクリートは、小さな石と小さな石を寄せ集めてセメントでキュ---ッと固めた物です。
例えてみると、小学生くらいの子供たち(特に女の子は好きかな)が工作などで使ったり、好きそうな文房具に[ラメのり(ラメの入った糊)]があります。子供たちはこのラメのりで、文字を書いたり絵を書いたりして使います。
糊が乾くとラメも固定されて動きません。はがし取ってみて端と端を引っ張ると、のりが切れてしまいます。
コンクリートでいう[小さな石と小さな石]がラメのりで言うと[ラメ]、[セメント]が[糊]にあたります。
とは言っても、鉄筋も針金のような細い物でなく直径13㎜ある鉄筋を使い、コンクリートもラメのりのように簡単には壊れないので、安心してくださいね
以上 鉄筋コンクリート造の豆知識でした~
 

話は現場に戻って…
👆写真の赤い丸の中に見にくいのですが、[D13]と刻印(ロールマーク)されているのがわかるでしょうか…
設計通りにD13の鉄筋が使われていることが確認できました
 

まずは地中梁の配筋…👇👇👇

 


設計通りに200ピッチに配筋されています
 

引き続きまして、ベース部分の配筋…👇👇👇
こちらも設計通りに200ピッチで配筋されています
確認OKです
 

全体が配筋された後、コンクリートを打つ前に再度確認します。
確認、確認…
念には念を…

基礎屋さん、今日もありがとうございました
引き続きよろしくお願いします