滋賀で木の家、自然素材の注文住宅を建てています。

15.立上がり②

工事 17日目。

基礎の立上がりは、作業がい-----っぱいあります
 

まずは…

前回のブログにも書いていたスリーブ・スリーブの開口補強の確認から…


補強筋、バッチリ
隣り合ってスリーブを設ける時、間隔にも約束事があります。
2つのスリーブ径の平均値の3倍以上 ちゃんと間隔も取れています
 

そして…


墨出しの確認。
土に触れない部分のかぶり厚さ…4cm以上。

バッチリ
 

そして、今日の本命
アンカーボルト・ホールダウン金物のチェック
アンカーボルトとは、住まいの木造部分の一番下になる土台と基礎の鉄筋コンクリートを連結させるために、コンクリートに埋め込むボルトの事です。
これがないと、いくら丈夫な基礎・丈夫な木造の住居部分を作っても一体とならなければ意味がありません
またホールダウン金物とは、建物には外力がかかった時に持ちこたえる為に【耐力壁】を設けて支えています。その耐力壁に外力がかかると、1階部分だと基礎からの木造部分を引き抜こうとする力になるんです…アンカーボルトでは力不足で抜けちゃうんですね… なので、アンカーボルトより強い・引き抜こうとする力に勝る物で補強しなくてはいけません。
それがホールダウン金物です。
ホールダウン金物は1階床部分だけでなく、1~2階間の継手部分・屋根の部分にも必要な箇所に使用します。
今のように1階床の場合、アンカーボルトと同じように基礎のコンクリートにボルトを埋め込んでおかないと力を発揮できません。

大事な金物でしょ
👇がその金物です。
上がアンカーボルト。下がホールダウン金物に使うボルト。


ホールダウン金物は外力と戦うだけあって、頑丈そうでしょ
その金物たちが必要な箇所に、設計通りの場所に設置されているか…
その数150本以上
もちろん全部チェックです。場所(間隔)がズレていると、この上に設置する木造の土台と位置が合わなくなります。
そうならない為にチェック、チェックです

👆のように確認していきます…


基礎の中に入る格子状の鉄筋から、アンカーボルト・ホールダウンのボルトがたくさん出ているのが分かります。

全体の確認OKです
 

その後…


立上がりの型枠を組んで、今日の作業はおしまいです…