37.断熱工事【大津市/木の家】
現場はどんどん進んでいきますよ~
工事 110日目《フローリング張り》
・今日でフローリング張り完了です
こちらはリビングの写真なのですが…
前回のブログに書いた大きな開口…
自然の優しさ・温もりを感じるフローリング…
やっぱり、コーヒーを飲んでゆったり過ごす風景を目に浮かべてしまいます
フローリング張りを終えて、大工さんは屋外の作業に移ってくださっていました。
外壁の下地を施工してくださっています
サッシ周りにも下地材を入れ、外壁も通気できるように下地材を等間隔に施工します。
工事 111日目《断熱工事(セルロースファイバー)》
・今週のメインイベント~
外壁の断熱工事
壁の内部とか、床下など完成してしまうと見えなくなってしまいます…
建物を囲む外周の壁は、外の暑さ・寒さなど、建物の中で快適に過せるように施工します。
その1つに【断熱】があります
この1つがかなり重要
ウイズダムデザインでは壁の断熱材に【セルロースファイバー】を使用しています。
ここでちょっと豆知識
断熱材と一言で言ってもいくつか種類があって、【グラスウール】や【ロックウール】といった材料を聞かれたことある方が多いのではないでしょうか
ではなぜ、あまり耳にすることの少ない【セルロースファイバー】をウイズダムデザインでは使用するのか…
グラスウールやロックウールといった人工的につくられた繊維ではなく、セルロースファイバーは新聞の古紙に防熱・撥水性能を付加し粉砕したもので、天然の木質繊維なのです。
自然の恵みを使った材料で、人の体への影響も優しい、自然の温もりで家を包んでくれます
そしてセルローズファイバーを使う1番大きな理由は【性能】です
これがとっても大事
このセルロースファイバーの【性能】を語るのに1番重要なキーワードが【繊維】
上にも少し触れていますが、セルロースファイバーは天然の木質繊維です。
イメージしやすいのは、前回の建築日誌で杉のフローリングについてお話した時にも例に挙げたのですが、《ストロー》です。
繊維なので、繊維がストローだと思っていただけるとわかりやすいです
フローリングは板なので、ストローの束。
それに対して、セルロースファイバーは粉砕させているので、ストローとカットした物をまとめているようなイメージ。
どちらも共通して言えるのは、このストローの空洞がいい仕事をしてくれるということ。
フローリングではその空洞がクッションの働きをして、優しく柔らかく触れることができると、お話させていただきました。
今回のセルローズファイバーは、断熱材として粉砕されたこのストロー(木質繊維)が、ストローの空洞とまたストロー(木質繊維)同士が絡み合うことで二重の空気層ができ、音を吸収し・熱を伝えず・湿度を調整し、抜群の力を発揮して室内の環境を快適にしてくれるんです
これは、『繊維そのものに空洞がある=ストロー』だからこそできるパワー
これがグラスウールやロックウールだとそのものの空洞がないので、木質繊維であるセルロースファイバーの二重の空気層と比べると、パワーの違いは全然違います
ウイズダムデザインではセルロースファイバーの性能の良さの1つ、熱を伝えない【断熱】このことがよくわかる実験をしました。
また後日、アップしますね
以上、セルロースファイバーのちょっと豆知識でした~
話は戻りまして…
このセルロースファイバーは、先ほども触れたように新聞の古紙に防熱・撥水性能を付加し粉砕したもので、とっても細かい繊維です。
綿のように粉砕したものを吹き込んだりして施工します。
外壁に施工するには、まず、柱と柱の間をシートで覆う必要があります。
そうでないと綿のような状態なので、ふわふわ~っと舞ってしまってまとまらず断熱してくれない…
ということで、セルロースファイバーを施工する前に、シートを張っていきます
打ち付けは、ホッチキスのような物でしっかり柱や梁に打ち付けます
打ち付けられたところから順に、いよいよセルロースファイバーを吹き込んでいきます
こうして吹き込んだ繊維がスカスカでは意味がありません…
職人さんの熟練された技術で、絶妙な密度にしっかりと吹き込んでもらいます
工事 112日目《屋根工事》
・この日は外で、板金屋さんが屋根の仕上げをしてくださっていました
屋根の破風板を張ってもらって、グッとしまった感じがして、雰囲気が変わりました
ジャ---ン
👆は一部です…
全景は…👇
ネットで覆われているので少し見にくいですが、屋根の存在がしっかりして、締まりました
また中では、屋内の開口部の寸法を測りました
建具を建具屋さんに作っていただくのに、今までは図面の中でしかサイズが測れませんでしたが、実物を測って再確認です
この3日間も盛りだくさんでした
大工さん、断熱屋さん、板金屋さん…
ありがとうございました
まだまだ進みますよ~
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