滋賀で木の家、自然素材の注文住宅を建てています。

30.屋根下地④【大津市/木の家】

工事 55~58日目。

まずは…

工事 55日目。

この日は、屋根の作業
今、屋根はギラギラアルミの遮熱シートで覆われています
今日はその遮熱シートの上に合板を張っていきます

👆の1は遮熱シートを押えている木材。
木材と木材の間がちょっと光っているのが、ギラギラアルミの遮熱シート。
2は1の押えの上に合板を張ったところ。
3の板の種類・張り方が2とは違います。これは軒先部分で、2で見えている板が下から見ると仕上げ材で見えてきます。




工事 56日目。

今日は、1階のサッシ取付で

大きな開口
外壁はまだですが、サッシが取り付けられただけでも【家】の雰囲気が増しますね



工事 57日目。

この日は…
昨日に引き続き、下では大工さんが1階のサッシを取り付けてくれています
屋根の上では、板金屋さんがルーフィングを張ってくれています

そこでちょっと豆知識
ルーフィングは、屋根の下地に使う防水性のあるシートで、一般的に使われているのは【アスファルトルーフィング】という種類の物です。
ウイズダムデザインが使っているのは【透湿ルーフィング】というものです。
じゃあ、何が違うのか…
まず屋根は建物の一番上にあって、建物への雨などの進入を防いでくれます。
上にあるという事は、29.屋根下地③でも少し触れましたが、屋内の温かい空気も屋根に集まってきます。おまけにこの温かい空気には湿度も十分含まれています。
アスファルトルーフィングの目的は、水(雨・雪など)を屋内に進入させない【止水性】
屋外の水に対して考えた商品なので、屋内からの湿気については考慮されていません。
この≪湿気≫が問題
どういう問題が考えられるかというと、湿気を通さないルーフィングで行き止まりになった湿気が溜まる受け皿となるのが屋根下地の合板。
合板は木です。
湿気が多いという事は、結露し、水分となり、木が腐る原因を作ってしまっていることになります。木が腐らない様にするにはルーフィングから湿気を逃がしてあげる事が必要となります。
そこで登場するのが、透湿ルーフィング
字の如く【湿気を透す】ルーフィングです。屋内の湿気を排湿してくれます。湿気を通すなら、水も通してしまうのでは
と思ってしまうかもしれませんが、それは心配御無用
もし、透湿ルーフィングの上に水がかかっても、透湿ルーフィングを透さず水の進入をさせません
透湿ルーフィングは水といった固まりは通さず、微細な水蒸気のみを透す構造になっているので、心配ありません
じゃあ、透湿ルーフィングを通り抜けた湿気はどう逃げるの
という事になります。
その湿気は屋根材の隙間を通って屋外に出て行ってくれます
こうやって比べると、ルーフィングの下の湿気が原因で木材を腐らせてしまう事があると、せっかくの住まいの寿命も縮んでしまいます。
せっかくのお住まいですから安心して、長く暮らしたいですよね
以上、豆知識でした~
現場に戻りまして…
このルーフィングを張っていくのもこれまでのシートと同じく、重ね代の確保だったり、建物へタッカーで打つピッチの確保だったり、チェック事項がいくつかあります
もちろん確認しましたヨ
OKです



工事 58日目。

この日は、外壁の耐力壁の施工をしていきました

この耐力壁で家をしっかり支えていきます
1枚のパネルを釘で打ち付けるのに、
外周部:75mm以内
中通り:150mm以内
の釘ピッチで施工していきます
ガッチガチです
しっかり確認していきました。


👆は耐力壁を張り終えた壁面です。
サッシの取り付けてある壁面は、どんどん【家】の雰囲気を出してきていますね
 




さぁ。どんどん現場は進んでいきます
大工さん。板金屋さん。
寒い中、朝早くから遅くまで、作業を進めていただきありがとうございます