滋賀で木の家、自然素材の注文住宅を建てています。

9.砕石敷き~捨てコン打設

工事 7日目。

今日の作業は…
①昨日までの作業で掘削した上に砕石を敷く。
②砕石にしっかり転圧をかける。
③防湿シートを張る。
④捨てコンクリートを打つ。
この4工程です
 

ますは…
①砕石敷き。

👆の写真。
奥の砕石の山2つのように盛られた砕石を、手前のように均一に敷きます。

そうそう
全体に砕石を敷くことが出来たら…

地鎮祭を行った時のお供え物の一つ、『鎮め物(しづめもの)』。
これは、【土地に宿る神様を鎮め、安全を祈願するもの】で、建物の中央となるあたりに基礎をする前に埋めるものです。
しっかり埋めさせて頂きました
どうぞ、神様…何事もなく安全に工事を行え完成しますよう見守り下さい…
 

そして、砕石を全体に敷くことが出来たら…
②砕石を転圧。

しっかり転圧を行い、固め、高さの調整を行います
 

そして、しっかり転圧をかけられたら…
③シートを敷き詰めます。

このシートは床下からの湿気対策の防湿フィルムです。
当事務所で設計したお住まいは『ベタ基礎』という工法の基礎を採用しています。
このベタ基礎はお料理でいうと【お皿】のような物です。
ベタ基礎の工法とは別の方法に『布基礎』という工法があります。
布基礎をお料理で例えると、蒸かし芋を作るための【蒸し器】のような物。
この布基礎工法はアルファベットの【T】を逆にした基礎断面の形で、建物の間取りの枠を布基礎で支えているような基礎です。
この蒸かし芋の作り方を建物の基礎の工法に置き換えると、部屋の内部が何も支えは無いのか!?と思えてしまいますが、束石の上に床束(柱のような物)で支える方法です。
この布基礎の工法だと、蒸かし芋で例えたように、地面からの湿気が床下に上がってきてこもってしまうんです。その対策として使うのが、防湿フィルムです。
ベタ基礎は、お料理のお皿のように湿気が上がってこない工法です。
このベタ基礎だと防湿フィルムは本来必要ないのですが『備えあれば憂いなし』ということで、当事務所ではシートを敷いてから基礎を打ちます
 


👆重なり合う部分。
150㎜以上確保されている事も確認出来たので、OKです
 

そして、本日最後の工程…
④捨てコンクリートの打設。

捨てコンを一輪車で運び流し入れ、全体に均一に敷き…


高さを確認
バッチリです
ここでの高さの確認ももちろん、どの工程での高さの確認はとっても大事です
基礎屋さん、今日も1日ありがとうございました
引き続き、明日もよろしくお願いします